ウェブサイト1ページ当たりのデータ量は200KB〜、多いと2MBぐらい。

最近、iPhone4S が登場してにわかに回線速度についての話題が上がってきました。
でも、Googleマップのようなリッチコンテンツならともかく、ふつうのウェブページは高速な回線じゃないと困るぐらいデータ量が多いんでしょうか。


調べてみました。

調査方法

・調査対象は、Alexa - Top Sites in Japan の上位20件*1
・すべて非ログイン状態のページ
・キャッシュクリア状態で一度アクセスして、約3分後にリロードして値を取得*2
・各データは、Firebug のネットタブに表示された値を採用

多いところは多い!

結果は以下の通り。(細かい表は後述)

ページによってばらつきがありますが、最低でも200KB、多いと2MBものデータを取得しています。
ちょっとウェブページを見るだけで2MBって…、一昔前では考えられないデータ量です。


どのページも2回目以降の表示ならキャッシュが効いているので、常にこのデータ量を転送しているわけではないようです。
逆に言えば、iPad のようなキャッシュ容量が少ない*3端末で見る場合は、下手すると毎回全データをダウンロードすることになりそうです。


そう考えると、ふつうのウェブページを見るだけであっても、回線はある程度のスピードが求められるんですね…。

詳細なデータ

ページ リクエスト数(個) データサイズ(KB) キャッシュヒット(KB)
Yahoo! JAPAN 33 424.6 55.2
Google.co.jp 10 197.4 182.1
FC2 35 463.2 385.1
YouTube 32 388.9 212.5
Google.com 10 197.9 81.5
Ameba (アメブロ) 34 190.2 173.2
楽天市場 297 2252.8 2048
livedoor 125 570.4 341.6
facebook 12 212 198.4
Wikipedia 24 200.6 198.3
Amazon.co.jp 82 591.9 292.2
goo 96 465.8 293.8
Twitter 19 576.3 503.8
ニコニコ動画 141 1945.6 1536
mixi 32 362 327.4
MSN Japan 89 399.5 231.7
Ameba 45 1228.8 1228.8
はてな 262 525.5 253.4
Seesaa 140 1945.6 688.6
@nifty 57 576.7 426.4

(表示される広告やリロードするタイミングなどによって結果が変わるので、再実験すると変動があるかもしれません)

*1:ただし、WikipediaとMSNは日本語トップページが別にあったので、そちらを対象にしました。

*2:リロードしているのは、キャッシュヒット率を確認したかったためです。

*3:MobileSafari はオンメモリでしかキャッシュしてない(?)らしいです。iPhone, Android, webOS モバイルブラウザキャッシュの制限 - WebOS Goodies