2015年7月12日リリースのHudson最新版を起動してみました

2015年7月12日に*1Hudson最新版がリリースされたとのことなので、さっそく起動してみました!

Hudsonの今

HudsonってJenkins名前に変わったんじゃなかったけ?と思う人のために解説を。


そもそも、JenkinsはHudsonの名前が変わったものではなく、プロジェクトがフォーク(分裂)したものです。
その際、生みの親である id:kohsuke さんを含む主要な開発者が Jenkins に移ったので、そっちがメインストリームになっています。
フォーク元である Hudson の方は、開発元が Oracle から eclipsse に移ったりはしましたが、今でも開発自体は続いています。

起動してみる

そんな Hudson 3.3.0 のトップページがこちら。

すごく…、eclipse 色に染まっていました*2


見た目の変化が大きいですが、機能的なところはどうなのかというと…

新規ジョブに「プロジェクトのコピー」がなかったり…。



設定項目が少なかったりと、ほぼ昔の Hudson そのままでした。


唯一の違いは、eclipse 財団移行後に実装された Team Concept (ログインユーザの権限設定が柔軟にできる機能)ぐらいでしょうか。でも、使い方はよくわかりませんでした…。


ちなみに、Hudson 3.3.0 の新機能は…

  • Upgrade to Java 7 baseline
  • Run testing with both Java 7 and Java 8 to ensure compatibility with the latest versions of the Java platform
  • Upgrade Apache Commons FileUpload to address possible security issues in older versions of that library
  • Upgrade Xalan to address possible security issues in older versions of that library
  • Upgrade XStream to allow compatibility with the version used in the Azure Open Systems SDK

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  • ベースラインを Java 7 へアップグレード (Java 6 サポート終了)
  • 最新の Java プラットフォームとの互換性を確保するため、Java 7 と Jva 8 の両方でテストを実行
  • ライブラリの古いバージョンの潜在的なセキュリティ問題に対処するため、Apache Commons FileUpload をアップグレード
  • ライブラリの古いバージョンの潜在的なセキュリティ問題に対処するため、Xalan をアップグレード
  • Azure Open System SDK で使用されるバージョンとの互換性を得るため、XStreamのアップグレード

ライブラリーのバージョンアップだけのようです。そうですか…。


ほかにもいろいろいじってみたのですが、結局分かったのは「機能の少ないJenkins」ということだけでした。残念です…。

まとめ

やっぱり、使うなら Jenkins です。
でも、Hudson さんのこともたまには思い出してあげてください(><)

*1:当初のリリース予定日は2015年6月30日でした。なぜかリスケされたようです。

*2:JJUG で挙がっていた「Oracle に買収されてから Java が赤くなっていった」という話を思い出しました。