自分はエンジニアであり、プロでありたいと思っているので、定期的に技術書を読むように心がけています。読むのと理解するのが遅いため冊数は少なめですが、それでも少しでも身につくものがあればと思って読んでいます。
エンジニアとしてプロとして、今年読んだ本 - 地平線に行く
そんなことを書いてから、早くも四年が経ちました。
今年も、いつものようにどんな本を読んだか思い返してみたいと思います。
達人プログラマー システム開発の職人から名匠への道
- 作者: アンドリューハント,デビッドトーマス,Andrew Hunt,David Thomas,村上雅章
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
- 購入: 42人 クリック: 1,099回
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最初にタイトルを見たときはプログラミングに関することが書いてあるのかなと思ったんですが、意外にもチームの話やプログラミングに関する考え方の話が多かった気がします。
手元に置いて読み返したくなりましたが、もう絶版なのが本当に残念です。
しょうがないので、併せておすすめされた「アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣」を買って手元に置きたいと思っています。
ちなみに。
ちょっと話がずれますが、最近 任天堂の故・岩田社長に関する対談 を読んで、この本を思いだしました。
達人プログラマーっていうのは、まさしくこういう人をいうのかな、と。
Webを支える技術
Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 山本陽平
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Webの技術は HTTP, URI, HTML といったばらばらの技術の集まりなので、一度体系的に学んでおかないとほかの人に説明するときにまずいなぁと思って、一気読みしました。
知っていることも多く、内容もちょっと古いかなと思うところが多々あったのですが…。
それでも、後半の実装例のところを読んで、ただ仕様を学ぶだけではピンときていなかったことが腑に落ちたので、読んでよかったなと思っています。
RFCとかもですが、仕様を知るだけだとピンと来なくて、実装をしてみて初めて「あ、だからこういう仕様なんだ」って理解できることが多い気がします。
Web開発者のための 大規模サービス技術入門
[Web開発者のための]大規模サービス技術入門 ―データ構造、メモリ、OS、DB、サーバ/インフラ (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 伊藤直也,田中慎司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 80人 クリック: 1,849回
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これを読んでいて思ったことは、大規模サービスを動かすためには低レイヤ(ハードウェアやネットワーク、OSなど)のことを考えていかないとダメなんだなということ*2。
普段、DBなどのミドルウェアや自分たちが書くソフトウェアの部分でのチューニングばかりを考えていたので、これは目から鱗でした。
残念ながら、現在のところパフォーマンスチューニングを行う機会はめぐってきていないのですが*3、もしやるとなったらこの本で学んだことを踏まえてチューニングをしていければなと思っています。
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
途中で挫折した本です。
今年に入ってフレームワークの設計をするお仕事が回ってきたので、そのために最低一つは何か勉強しておかなくちゃ*4と思って、選んだのがこの本でした。
ただ、説明が自分にとっては難解で、話の内容がつかめずに挫折してしまいました。
ちょっと自分にはまだ早かったようです。
しかし、「1つのチームに1つの言語」といった表面的な話は理解したうえで役にも立っているので、とりあえず読み進められた分だけでも、読んだ価値はあるのかなと思っています。
雑誌
- 作者: 江口和宏,吉田太一郎,内田優一,青山公士,石本光司,まつもとゆきひろ,おにたま,田籠聡,竹内郁雄,南川毅文,伊藤直也,佐藤太一,?橋侑久,Magnolia.K,佐藤歩,泉水翔吾,西尾泰和,中島聡,はまちや2,竹原,宮崎亮輔,安藤祐介,WEB+DB PRESS編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/12/23
- メディア: 大型本
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とはいえ、届いてから読み終わるまでが遅すぎで、次の号が届くときにまだ読み終わってないことも… というより、現在一つ前の号が読み終わっていません。
定期購読の怖いところは、読み終わらないとどんどん溜まっていってしまうところ。
自分の場合、読み始めれば一気に読んでしまうので、何かしら読むきっかけを作る方法を考えています。
… 一番いいのは、早く仕事終わらせてスタバなりに寄り道して読んでから帰る、でしょうか。
今年一年を振り返って
残念ながらインプットは例年よりも減ってしまいましたが、今年はアウトプットが大幅に増えました。
ざっと挙げると…。
- GitHub に草生やす
- 軽い気持ちで始めてみました。
- しかし、63日目で記録が途切れてしまったら*5、意外と悔しかったです。
- 現在は、再度継続中。無理しないように気を付けつつ、続けていければと思っています。
- AtCoder に挑戦
- 競技プログラミング、楽しい!
- といっても、ABCだったらC問題、ARCならB問題が限度のヘタれコーダーです。もう少し解ける問題増やしたい…!
- ということで、最近はこれの過去問をちょっとづつ練習しています。
- 社外でのライトニングトーク挑戦
- 初挑戦だったのでどうなるか読めなかったのですが、ご好評をいただいて何より!
- また次もやりたいのですが、ネタが湧いてくるかわからないのが悩みどころ…(><)
とはいえ、アウトプットを増やすにはインプットをまず増やさないといけないので、来年はもう少し本読む時間を作っていきたいです。
そのためには、だらだら twitter 見てる時間を減らさないと…!
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勉強会でお会いしたみなさま、ブログを見に来てくださるみなさま、私の twitter をフォローしてくださってるみなさま、今年も一年ありがとうございました。
また、インターネット上 or リアルなどこかかでお会いできればと思います。
それでは、2016年もよろしくお願い致します。